リアンの考察部屋

漫画好きによる考察ブログです!!

なぜ千棘が選ばれた?ニセコイの結末について徹底考察!!!

さてさて、心機一転新たに書いていこうと思うのですが、その1発目がこのネタ、ニセコイの結末に関してです!!

この作品、私が中高生の頃にハマりまして、そのまま全巻順に買い揃えた私史上初のラブコメでございます。さてさて、この度このニセコイ、文庫版が発売されました!!!と言っても投稿時点で既に6巻までは少なくとも出てるかなー、って感じなのですが。懐かしくなり文庫版も買い揃えちゃおうなんて考えている今日この頃ですが、同時に思い出すこともございます。

それは、最終的に千棘と小咲、どちらとくっついたか、その結論に関して大論争を呼んだことです。

まあ私本人は千棘派でも小咲派でもなく、誠士郎ちゃん派でしたのでこの結末については特に思うことはございませんが、フラれた側の小咲派の人たちが私の周囲をはじめ、大騒ぎしていたのは記憶に新しいです。むしろこの結末故にファンが叩いてる場面も見

かけました。

さて、このニセコイが連載終了してはや数年、実際のところ大騒ぎするほど結末に無理があったのでしょうか?今回は作中の描写などからその点について考察していきたいと思います!

 

 

 

0.ニセコイとは?

 ニセコイとは2010年代のジャンプを代表するラブコメ漫画作品と言えるでしょう。主人公でヤクザの息子の一条楽とギャングの娘の桐崎千棘はお互いの家による大きな抗争を防ぐために偽物の恋人関係を築くことになります。更にはクラスメイトの小野寺小咲や新たに楽の許嫁として加わる橘万里花など様々なヒロイン達との恋愛模様が描かれていきます。

 物語のもう1つの大きな要素として「約束の女の子」が挙げられます。これは楽が幼いところとある場所である女の子と将来また再会したら結婚しようという約束をした、というものです。そしてその約束の証として楽は錠のついたペンダントを、女の子はその錠を開けられるカギを持っていよう、という約束です。そしてこのペンダントとカギが物語の中心ともなっていきます。

 結論から申しますと、その約束の女の子とはクラスメイトの小咲ちゃんでした。ですが楽はその小咲ちゃんではなく千棘を選ぶという選択をします。そしてその選択に対して小咲ちゃんが読者からの人気を集めていた分反発も大きかったというのが当時の状況です。まあ他にも色々な事情はありますが。

 

1.物語の特性

 ではここまでは大枠の物語の話。次は物語の構造を通して物語の特性を明らかにしていきましょう。

 

a)設定

 このニセコイという作品、設定はかなりぶっ飛んでいることも多々あるでしょう。それはやはり他のラブコメ作品と比較して「コメディ」の要素が強いことも影響しているでしょう。それは特に千棘の実家のギャング組織、ビーハイブの発明品の回などを見ていただければ顕著です。

 それ以外の面でもこの作品の根底となる楽と千棘のニセコイ関係が構築されるまでのスピード感などを見ても設定自体はかなり飛んでいる、言い換えると特殊なものであると言えるでしょう。

 

b)恋愛観

 対して、この作品における恋愛観はかなり現実志向であると言えます。それは特にコミックス最終巻の巻末のおまけを見てもらえれば分かります。ラブコメのヒロインはやはり告白の成否のシーンが一番のクライマックスとなっていきます。特に負けヒロインはいわば振られたシーンが一番輝くと言えるでしょう。言い換えると、その後を描く必要はありません。つまり大概のラブコメにおいて主人公に振られたヒロインがどうなるかというのは分かりません。もしかしたら主人公の事を想って生涯独身を貫くかも知れませんが、それは読者には知り得ないこと、となっていきます。

 一方、ニセコイでは先にも述べたとおり、最終25巻の巻末において後日譚を書いています。それは正確には新しく楽達の高校に入ってくるどことなく小咲に似た「咲」が名前に入った女の子と金髪のどことなく楽に似た「一条」を名乗る男の子が出会うというものです。更に最近出た文庫版でもアレカラと称して原作最終話からそのおまけの時点に至るまでの間の出来事をおまけとして載せています。これらの内容から総合すると、選ばれなかった小咲ちゃんはきちんとその後もう一度素敵な恋を見つけて結婚し、娘を設けていることが分かります。

 現実における恋愛でもそうでしょう。誰かクラス内にモテる人がいたとして、その人に振られた人がみんなその人のことを想いながら残りの生涯を過ごすわけではありません。むしろその後の新たな出会いによってまた別の幸せを築く人の方が多いでしょう。ラブコメではあまり描かれないこの後の話をきちんとニセコイではおまけという形で拾っているのです。

 また、現実の恋愛でもよくあることとして単純接触効果についてもこの後には取り上げていきましょう。

 

c)ひずみ

 さて、このようにニセコイは設定はところどころ特殊なものでありつつも作中の恋愛観はかなり現実に沿ったものとなっています。しかしその差によって物語の中にひずみが生じてくることも事実でしょう。

 そしてこのひずみは終盤にかけて大きくなっていきます。その原因は「約束」です。この幼い頃の約束の真実を追う中で徐々に作品の雰囲気がファンタジーに寄っていきます。それ自体は悪いことではありませんが、そこに対して現実寄りの恋愛観が置いて行かれる、言い換えると設定や世界観と恋愛観の溝が大きくなっていくという現象が発生しているのです。

そしてその最大限となったひずみが地震のように炸裂したのが楽が小咲を振るシーンとなっていくのです。結果、特に小咲が好きなファンからの反発の発生や「千棘とは小咲と比べて積み重ねがない」という意見にも繋がっていくのでしょう。

 

さて、次の項目では先ほどとりあげた「千棘との積み重ねがない」という意見に関してそれが本当なのか、検証していきましょう。

 

2.目に見えない千棘の選ばれた理由

a)千棘とは積み重ねがない?

 さて、よくニセコイに関して連載終了後に言われることとして、「千棘とは積み重ねがないにもかかわらず作者の一存で選ばれた」という意見です。物語の表面上を追っていくと確かにそう見えてしまうのも仕方ないのかも知れませんが、それが事実かと問われればNoと言わざるを得ないでしょう。

 

b)単純接触効果

 ではなぜNoと言わざるを得ないのか。それは楽と千棘の間では強力な「単純接触効果」が発生していると言えるからです。そもそも単純接触効果とは、同じ物に何度も触れることによって人でもものでもそれに対する警戒感が薄れ、親しみを感じるようになるというもので、現実の恋愛でも用いられる心理効果の1つです。

 確かに、物語上小咲がピックアップされる回は多く、それによって多くの読者の心を掴んでいたのは事実。ですが、その小咲よりも遙かに長い時間楽と共に過ごしてきたのは千棘です。

 具体的に説明していきましょう。漫画のエピソードとなる、ということはある意味本人達にとって特別なイベントであったということです。しかし、恋愛の関係性が進むのは必ずしもそういった特別な場面だけとは限りません。むしろ何でもない時期の方が重要だったりします。実際、周りの方を見回したとき、こういう方はいませんか?「地元に仲のいい女の子がいて、帰省のたびに一緒に遊んだりしてたけど、彼女は今身近にいる女の子」という人です。私の周りにはむしろ地元に彼女がいるのに毎日部活で会ってた後輩に惹かれてしまった、なんて人も知っています。

 このような事態を引き起こすのが「単純接触効果」なのです。さて、ニセコイの場合に戻ります。ニセコイの場合、そもそも、千棘はこの作品のメインヒロインです。そのため、小咲に負けず劣らずメインとなるイベントが発生しています。そして更に、何度も言及しているこの作品の根本、ニセコイ関係が彼女を後押ししているのです。

 それはどういうことか?皆さんもよくご存じの通り、楽と千棘はお互いの実家の全面戦争を防ぐため恋人のふりをしています。そしてそれは家だろうと学校だろうと関係ありません。そのため、2人は何か事情がない限り登下校の時間を共にしています。更には、関係に疑念を抱かせないため、定期的にデートをしています。そしてこれらの関係を維持するためには綿密な打ち合わせもあることでしょう。実際、2人きりで相談をしている場面が何度もあります。

 さて、これらに関係する話が取り上げられることもありますが、それが常ではありません。もし、登下校やデートの話を全部取り上げたら恐らく漫画の半分は登下校とデートの話になることでしょう。そういう訳にはいきませんので、漫画としてはこういった何事も起きなかった2人にとって日常となっていることに関しては漫画のエピソードにはなりません。つまり、読者には見えない、だけど少し深く考えると想像できるような2人きりの場面が楽と千棘にはかなり存在している、ということになります。

 このような漫画には描かれていない場面における単純接触効果が読者の想定よりも急激な楽と千棘の進展に至る要因だったのではないでしょうか?

 

c)序盤から描かれる態度

 そして一見見えにくい、というより忘れてしまいがちなのが楽は序盤の頃から言うほど小咲一択ではない、ということです。

 序盤の楽はよく小咲のことが好きだと集に対しては発言しており、その想いは我々読者の知るところでもあります。しかし、その本人の発言にしては序盤から千棘に惹かれているのではないか、無視できなくなっているのではないか、という描写も多々存在しています。

 例を挙げるならば3巻で描かれた林間学校。その最終日の夜に肝試し大会が開かれます。突発的なハプニングによって千棘は苦手な暗い場所に1人で明かりもなく放置されるという事態になってしまいました。対する楽はくじ引きで幸運にも小咲とのペアを引き当て、舞い上がっていました。もしやこの2人に進展が…?というところで千棘の状況を知らされました。そのとき、本来なら先生や他の友人に協力を求めても言い場面出会ったにも関わらず、楽は脇目も振らず飛び出していきます。せっかく小咲とのペアを引き当てたにもかかわらず、です。その他、プールや1年のクリスマスなど、千棘に関することでは小咲に関する事以上に無茶をする場面が多く描かれています。

 もちろん、偽とはいえ恋人だから、というのもあるでしょうが、それだけでは説明がつかないほど楽は千棘のために身体を張っています。また、最初の特に仲の悪かった頃から楽は千棘の容姿に関しては褒めています。

 これらの情報を鑑みると、楽は自分で言ったり思ったりしているほど小咲一筋という訳ではなく、偽の恋人関係を通して割と早い段階から千棘にも惹かれていた、と言えるでしょう。

 

 ここまでをまとめていくと、現実でも起こりうる単純接触効果を通して楽はエピソードとしては見えない場所で千棘に惹かれていっていた、と考えることが出来ます。また、楽自身気付いていないうちにかなり早い段階から千棘に対しては強い想いを持っていたことも実際の序盤の描写から考察することが可能です。

 

3.なぜ「約束」は果たされなかった?

 それでも納得いかないのは小咲派のみなさまでしょう。「それでもずっと最初からお互いの事が好きだったのに。」「2人は約束をした仲だったのに」そう思われる方も多いことでしょう。ではなぜこの結末となったのか、それを小咲の視点から観ていきましょう。

 

a)なぜお互いを好きになった?

 さて、よく皆さんもご存じの通り、楽と小咲の2人は序盤から両片思いの関係として描かれていました。ではなぜ2人はお互いの事を好きだと感じるようになったのでしょうか?「約束の子」だから?いいえ、違います。ただお互いの人柄に惹かれたからです。

 これが何を示すのか?それは「2人は約束の子のことは幼い頃の思い出として大切にしているだけでその約束の子と今も付き合いたいと思っているわけではない」ということです。確かに、2人の発言として約束の子がお互いだったら良いな、というものはありますが、実際、2人は10年前に出会っていたことは早い段階で知っていても、物語最終盤までお互いが約束の子だったことは知らず、中学の頃からの知り合いとして恋に落ちています。

 逆にこれは実際の関係性はともかく、2人が恋に落ちたきっかけは現実でもよくあるもので、言い換えると何らかのきっかけで簡単にその両片思いの関係は破綻し得た、ということです。そしてそのきっかけとなってしまったのが集英組とビーハイブの抗争の激化とそれに伴う偽の恋人関係の締結だったわけです。

 

b)やはり大事な作品の恋愛観

 もう1つ、大きく重要になってくるのがやはり作品における恋愛観です。先にも述べた通り、ニセコイの恋愛観はかなり現実志向です。つまり、この現実志向の恋愛観が小咲の失恋にも大きく関わってきてしまったと言えます。

 例えば、先にも挙げた、本来の関係性によって見えにくくなった本来のよくある恋に落ちるきっかけです。よくある、というのは言い換えると何かちょっとしたきっかけで崩れてしまうような実は不安定な状況ということで、その状況が実際に千棘の登場で崩れた、と言えるでしょう。また、皆さん自身よく思い出してみてください。幼稚園のとき、自分にせよ友達にせよ、誰かと結婚する、と約束していたことがあるでしょう。そして今あなたやその友人の隣にはその約束の人はまだいるでしょうか?いる人もいらっしゃるでしょうが、そう多くはないでしょう。実際、体感のことではありますが、中々そんな人に会うことはありませんよね。

 このような恋愛観が作品の中に存在することで結果的に恋愛の進展に関しては物語的お約束は働きにくかったと言えます。

 もちろん、物語を進める上でのどうしても避けられないご都合主義的としてのお約束はニセコイにおいても野球ボールなど様々ありますが、そちらはギャグとして昇華されることも多く、恋愛の発展には繋がっていません。そしてそのようなお約束展開は千棘と小咲の両方に発生していました。

 つまり結局のところ、恋愛が進展していくにあたってニセコイにおいては現実的な恋愛の進み方が優先され、よくあるお約束はギャグに流れるなど恋愛の結末には大きく影響していないと思われる、ということです。

 

c)小咲は優しいけれど…

 そして最後に問題となってくるのは小咲の性格的な問題です。これは小咲が優しいのがある意味問題でした。

 小咲が優しいのはこれまでにもずっと言われてきており、それは楽を始めとする多くのキャラ達の口から言及されてきていました。ですが、むしろこの優しさが彼女にとっては仇となったとも言えるでしょう。

 小咲の優しさは言及だけでなく様々なシーンで発揮されています。しかしその優しさは時として恋愛の進行の邪魔となります。実際、様々な大きなイベントにおいて何かハプニングが発生したとき、楽が自分をほったらかしにして解決に向かってしまったとしてもそれに対して文句を言うことは一度もありませんでした。言い換えると、もしそこで引き留めるなどの行動が発生していた場合、恋愛の進行度は間違いなく実際の物語よりも大きく進んでいたことでしょう。

 また、優しいが故に楽も気を遣うという場面もありました。優しいが故にそれが本心であるかどうかにかかわらず何かムリをしているのではと心配を生み、どこか楽にもそれに合わせた仮面が外せなくなっていたように思えます。その点、千棘は良くも悪くも素直で、大概の場面で嫌なことは嫌と、嬉しいことは嬉しいときちんと言葉でも行動でも伝える分、楽もより自然体であり、それ故により関係は進みやすかったのではないかと思われます。

 小咲の優しさはそれこそが彼女の魅力であり、それを欠いたら小咲じゃないと思われる方もいるでしょう。しかし、恋愛における戦略上は彼女が優しいが故にお互いにあと一歩を踏み込めないでいる内に楽の気持ちはより自然体でいられる千棘に傾いていってしまったと言えるでしょう。

 

 まとめると、小咲自身は非常に魅力的な女の子であり、だからこそ楽は長いこと彼女を想い続けてきた事でしょう。ですが、お互いの好きになったきっかけそのものは特段珍しいものではなく、更新されうるものであったことや、物語の構造、そして小咲自身の性格が結果的に楽との縁を引き寄せるに至らなかった要因ではないかと思われます。

 

4.結論

 ニセコイという物語は設定のファンタジーさに対して恋愛は読者には見せない何事もない部分で進行していくという現実的なものであるが故にそのひずみが読者、特に小咲派の方の納得感の薄さに繋がってしまっているのでしょう。

 しかし、このように物語の要素1つ1つを現実世界の恋愛と照らし合わせてみると、以外と楽が千棘を選んだことに関して疑問符だらけ、ということはなくなってくるのではないでしょうか。

 小咲が一番アドバンテージを持った状態で物語をスタートしていながら、物語の性質や本人の性格的なものによってあと1歩踏み込めないでいる内に、偽物の恋人関係を通して物語のエピソードにもならないような日常の一コマにおける単純接触効果によって本人同士ですら気付かないうちに千棘との関係の方が進んでしまっていた、というのが本考察において結論づける、千棘が最終的にヒロインとして選ばれた要因です。

 また、この結末は既に中盤において示唆されていたとも言えるでしょう。それは楽が千棘の誕生日の直前に記憶喪失になるエピソードのことです。楽は記憶を取り戻す直前、千棘に「今約束の女の子が目の前に現れたらどうするか」と問われます。それに対して楽は「その子は初恋の人かも知れないが、今は千棘がいるのでどうにもしない」と返答しています。この場面においては千棘は実際はこの恋人関係は偽物であるため、楽の言うとおりにはならないと考えています。しかしそれは一方でもしこの関係や気持ちが本物になったときには約束の子ではなく千棘を選ぶ、ということの示唆でもあります。そして結果、物語を経て楽の千棘に対する気持ちは本物へと変わり、そして千棘を選ぶことにも繋がっていくのでしょう。

 余談ではありますが、物語の結末を否定するファンの意見の中でよく「千棘より○○の方が魅力的だろ」や「千棘の魅力が分からないんだけど」といったものを目にしますが、これは楽にとっては大きなお世話というものでしょう。結局のところその「魅力」というのは読者である我々から見て「魅力的」に見えるだけで、楽が誰を「魅力的」であると捉えるかは楽の勝手なのだから。

 近年、ガッシュやスケダンなど文庫版となった作品やその作者に新たな動きが見えるパターンが出てきています。それは作品の続編が作られたり、同じ作者の似た系統の新作が生まれたり、というものです。それを踏まえると今回、ニセコイの文庫版が全て出た暁には、すぐかどうかは分からないが、古味先生にも何か動きが見えるかも知れません。それがニセコイのメンバーの子ども世代を描くのか、それとも似たような王道ラブコメが生まれるのかは分かりませんが、今回ニセコイの結末に納得のいかなかったという人たちもそのまだ見ぬ新作で自らの望む結末が見られるよう祈りながらまた物語を振り返ってみるのもまた乙なものではないでしょうか。

 ここまでとりとめのない文章を読んで頂きありがとうございました!次にどんな作品を取り上げるかはまだ考え中ですが、次の更新もどうかお楽しみに!それではアリーヴェデルチ

皆さんどうもお久しぶりです

皆さんどうも、お久しぶりです!リアンの考察部屋でございます。

 

一年どころじゃなく時間が空いたので失踪した?と思われた方もいたことでしょう。

 

理由としては単純に忙しくてブログを更新してる余裕がなかったから、というのが大きく、これだけ時間が空いてしまいました。

 

まあ忙しいこと自体には変わらないのですが、今後不定期で更新を再開していければと思っております。毎週更新などはさすがに厳しいので、自分の好きな作品について考察や感想などが思いついた時に気ままに更新して参りたいと思っております。

 

また、取り上げる作品についてもこれまでの呪術ワンピだけでなく過去の作品から最新の作品まで様々に取り上げていければと思っております。

 

早速、この1.2週間の間に一本上げたいと思っておりますので、お待ちいただければと思います。

それではまた次回、アリーヴェデルチ!!

まさかの援軍とは!?呪術廻戦最新167話考察!!(ネタバレ注意!!!)

 皆さんこんにちは!!リアンです!!!ほんとはもっと早く挙げたかったのですが、課題で死にかけていて上げている余裕がなかった今日この頃ですが、皆さんはもう呪術廻戦の最新話は読まれたでしょうか?今回はやっぱりレジィが中々厄介そうだ、ということが分かりましたね!今回はこれからの展開を次号予告のとある一言から考察していきたいと思います!

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1.衝撃の次号予告

2.まさかの援軍とは?

 a)禪院真希

 b)狗巻棘

 c)虎杖悠仁

 d)釘崎野薔薇

 e)その他の可能性

まとめ

 

1.衝撃の次号予告

 まず今回、伏黒は本格的にレジィ一派との戦闘を開始しました。そして二級術師としての力を存分に発揮する伏黒ですが、今週の話のラストで何者かによる目玉製の閃光弾もしくは爆弾を喰らってしまったところで引きを迎えた訳ですが、さて、伏黒は無事なのでしょうか?

 

 そんな不安をとりあえず払拭してくれたのが今週の次号予告でした。来週は呪術廻戦が先頭カラーということで呪術廻戦の来週の話を予告してくれていました。その内容が「苦戦する伏黒に、まさかの援軍!戦局は・・・!?」

つまり伏黒の元に援軍が来ることが確定的になりました!それではその援軍とは誰のことでしょうか?今回はそこを考察していこうと思います!!

2.まさかの援軍とは?

 今回考察するに当たって私は最初に候補を4人に絞りました。まずその4人についてそれぞれ考察し、その後4人には入れなかったものの、来る可能性が否定できない人たちについて何人か紹介していこうと思います!

 

a)禪院真希

 1人目は真希さんです!彼女はちょっと前に一人で禪院家を壊滅させて、その後の行方が分かっていません。どこにいるか分からない以上、伏黒の元に援軍として現れる可能性がありますよね!更に今月には真希さんが活躍する映画がある以上、その前に一度動かしておきたいですよね!

 

 ですが、私はその可能性はちょっと低いかな、と考えています。その根拠は17巻146話にあります。この話で高専に集まったメンバーの役割分担をすることになります。その際、真希さんは禪院家当主となった伏黒の力を盾に禪院家から呪具を持ち出す、という役目を持ちます。その時、真希さんは「用が済んだらパンダ捜して回游の平定に協力する」と言っています。つまり、真希さんはこの台詞からもパンダ先輩・秤先輩組の方へ向かう可能性の方が高いかなと考えています。連絡役として外に残っている綺羅々先輩から情報が入っている可能性もありますから、真希さんは東京第2コロニーへ行く可能性の方が高いのではないでしょうか?

 

b)狗巻棘 

 続いて紹介するのは狗巻先輩です!彼は宿儺の伏魔御厨子に巻き込まれた後腕をなくしたことが乙骨先輩の口から明らかになった意外、その消息が一切分かっていません。私は狗巻先輩推しでもあるのでこの30話分くらい一切息してません笑。

 

 さて、そんな彼が登場する可能性はあるのでしょうか?私は真希さんより可能性が高いと考えています!その根拠はあまりに情報がないことです。狗巻先輩はどこで何を現在しているのか、一切情報がありません。つまり、この場面で急に登場しても先に平定に向かっていたのか、と矛盾がないわけです。情報がないことである意味一番自由な動きが可能なキャラこそが狗巻先輩であるわけです。

 

 更に、真希さんのところでもお話ししましたが、狗巻先輩が活躍する映画が今月は控えています。真希さんと同じくらいその前に動かしておきたいキャラですよね!もしかしたら来週は狗巻先輩推しの人々が久しぶりに呼吸できる日が来るかもしれませんね!

 

c)虎杖悠仁

 今回、一番援軍に来れる可能性があるのはやはり虎杖ですよね!確実に同じコロニーにいることが分かっているわけですし。しかも、以前別の記事でも説明しましたが、虎杖と伏黒は徒歩で約10分ほどの場所にいます。今回の爆発でかなり大きな音が出ている感じでしたから、その音に気づいた虎杖が伏黒の元に駆けつけてもおかしくありませんよね!!

 

 こちらの可能性ですが、結構高いと思います。ですが、予告の「まさかの」という部分を考えると少し可能性が下がってくるのかなと思います。単純にここで虎杖が来たとして、皆さんは「まさかの」援軍だと感じるでしょうか?確かに近いところにいたもんね、駆けつけられるよね、と感じる人も一定数いるのではないでしょうか?単純な可能不可能で言えば一番可能性が高いですが、逆に意外性という点で言うと一番可能性が低いとも言えますね!

 

d)釘崎野薔薇

 最後に紹介するのは、釘崎です。彼女は渋谷事変で真人に顔の半分を吹き飛ばされ、新田君の術式を施されて以来登場していません。芥見先生は彼女のことを「死にたてほホヤホヤ」と表現されています。ただ死んだのであればこのように表現する必要はありませんから、彼女はどこかで再登場することが想定されます。そしてそのどこか、というのがこの伏黒の援軍ではないか、ということですね!

 

 こちらの可能性はどうでしょうか?私はそこまで高くないかな、と思います。それは単純に彼女の死を一番気にしていたのは虎杖です。できることなら彼女には虎杖の前に元気な姿で再登場してほしいですよね!そう考えるとどちらかというと虎杖のピンチに現れる可能性の方が高そうです。でも登場したら充分まさかの援軍ですね!

 

e)その他

 さあ、ここまで可能性のある「まさかの援軍」を紹介していきましたが、この4人以外にも援軍候補はいます。ということで何人か紹介していこうと思います!1人目は津美紀です。彼女は伏黒のお姉さんであり、今回の回游の参加者となってしまっています。彼女を回游から抜けさせることも伏黒の目的の一つですが、現状彼女が回游を抜けたいと思っているかは不明です。ここから彼女が本格的に回游に参加してくる可能性も充分あり、その足がかりとして伏黒を助けに来るかもしれません。2人目は京都校メンバーの誰かです。もちろん彼らは関西方面の平定に向かっている可能性も高いのですが、渋谷事変の時のように東京の方に援軍できている可能性もありますよね!伏黒にシンパシーを感じている加茂さんなんかが助けてくれるとちょっと面白い絵が見られそうですよね!そして最後は新キャラです。そんなの考察しようがないじゃないか、と思う方もいらっしゃるでしょうが、実は何者か分からない泳者が143話に映っています。そこには津美紀や日車と言った現状死滅回游編での重要キャラたちが描かれているのですが、そこに一緒に描かれているのが立体駐車場で誰かを殺した後と思われる何者かの影です。鹿紫雲の可能性もゼロではありませんが、服装が着物っぽく、鹿紫雲っぽくないところもあります。この何者かがレジィを狙ってきた結果伏黒と利害が一致して協力する、なんて展開もあり得ますよね!

 

まとめ

 ということでここまで伏黒の元にやってくる援軍を考察していきましたが、皆さんは誰が来ると思いますか?よかったらコメントなどで教えていただけると幸いです!!ピンチの伏黒の状況を切り開いてくれる援軍が誰なのか、非常に楽しみですね!!!ということで今回はここまで!!また次回お会いしましょう!!!アリーヴェデルチ!!!

使われなかったコピー技?ONE PIECE最新1034話考察!!!(ネタバレ注意!!!)

 皆さんこんにちは!!リアンです!!さて、皆さんはジャンプ最新話は読まれたでしょうか?私はもうサンジ君の騎士道が揺らいでいなかったということにもう安堵しかありません!しかし、それと同時にクイーンの攻撃に気になったポイントがあったのでそこを考察していきたいと思います!!

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1.使われなかったクイーンのコピー技

2.使わなかったのではなく使えなかった?

3.象徴としてのコピー技

まとめ

 

1.使われなかったクイーンのコピー技

 さて今回、なんと言っても気になったのはクイーンのコピー技ですね!こういうと任天堂の某ピンクの球体みたいになってしまいますが笑。クイーンはジェルマの技術を調査研究済みとのことで、更にはジェルマ66の使う技も使うことができます。イチジの火花光拳、ニジの起電光剣、ヨンジの巻力断頭、更にはサンジのステルス能力まで使うことができます。

 

 しかし、ここまでで一切出てこなかった人名がありますよね?そう、レイジュです。レイジュことポイズンピンクの能力だけは一切出てくることなくクイーンはサンジのトドメを喰らっています。

 

それでは、なぜクイーンはポイズンピンクの技だけは使わなかったのでしょうか?そのことについて考察していきたいと思います。

 

2.使わなかったのではなく使えなかった?

 そこでまず私が問いたいのは、そもそも「ポイズンピンクの技は使えなかったのではないか?」ということです。クイーンはジェルマの科学を調査研究済みで、兄弟の技は全部再現できると言っているのだから、使えるに決まってるだろ、とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、よく考えてください。クイーンは「お前ら兄弟の技は」と言っています。「お前ら姉弟の技は」ではありません。つまり、長女レイジュに関しては技が使えない可能性があるのです!

 

 そしてもう一つ、ヴィンスモーク姉弟の中でレイジュのみが持つ特徴があります。それは、「能力者である」ということです。まず、彼女が能力者であることを知らなかったという方のために説明しますと、ONE PIECE magazine Vol.1において、能力不明の能力者リストというものがあります。そしてその中には当時まだ能力名が明かされていなかった藤虎やジョズなどとともにレイジュの名前が記載されています。公式の出している雑誌ですから、ミスとも考えにくいので、彼女は恐らく何かしらの悪魔の実の能力者であると考えられます。

 

 そこで重要になってくるのは彼女が何の悪魔の実の能力者なのか、という点ですよね?恐らく彼女は毒の吸収・生成が可能な悪魔の実であると考えられます。でもそれではマゼランのドクドクの実と被ってしまいます。ですが、毒は人間だけが用いるものではなく、自然界の多くの生物が用います。なので、彼女は何かしらの外から毒を取り入れた上でそれを自らの武器とする、ピトフーイという鳥の能力などの可能性があるかもしれません。そしてそれが悪魔の実の能力によるものであるからこそ、クイーンは再現できなかった、と考えると今回ポイズンピンクの技が出てこなかったことにもしっくりいきますね!

 

3.象徴としてのコピー技

 そして、最後に考えていきたいのは象徴としてのコピー技、という側面についてです。今回、サンジ君は自らの“運命”を受け入れました。そしてジェルマとしての力も自らの武器とすることに決めました。サンジ君にとって“運命”を受け入れるということはすなわち過去を乗り越える、ということではないでしょうか?そしてその乗り越えるべき過去の象徴としてクイーンのコピー技があるのではないかと考えます。

 

 ジェルマと同じ技を乗り越えて倒す、それをサンジ君が過去を乗り越えたことの暗喩にする、というのであれば、レイジュの毒も乗り越えるべきではないか、と考える方もいるかもしれません。しかし、サンジ君にとってレイジュだけは唯一ジェルマの中でも純粋に憎むだけの存在ではありませんでした。サンジ君にとってレイジュは彼を檻の中から外の世界へ逃がしてくれた、恩人でもあるのです。サンジ君にとって、過去を乗り越えることはつまりジェルマの科学力を自力で乗り越えるだけではなく、同時にレイジュへの感謝を忘れないことでもあるのではないでしょうか?だからこそ今回、レイジュの技はサンジ君が戦闘面で乗り越えるべきものとして出てこなかったと考えられます。これからきっとサンジ君はコックとして、ルフィの両翼として、ルフィが海賊王になるための手助けをしていくことになるでしょう。その心の奥底にはゼフだけではなく、レイジュに対する感謝も大切に残されていくのではないでしょうか?

 

まとめ

 今回の考察は以上になります!クイーンがレイジュの技を使わなかった理由、考えていくといろいろ出てきて非常に面白かったです!そしていつかレイジュがまたサンジ君の前に現れてくれると良いな、なんて思ったりもしますね!そう遠くない未来でのサンジ君とレイジュの再会を期待したいところです!ということで今回はここまで!!また次回お会いしましょう!!アリーヴェデルチ!!!

「神」は口実?ONE PIECE最新1033話考察!!(ネタバレ注意!!)

 皆さんこんにちは!!リアンです!!!今週のワンピは何と言ってもゾロですね!!!やっぱ海賊王の右腕になる男はこうじゃなくちゃ!!!ですが、今回私が気になったのはルナーリア族についてです!ということで今回は最新話からルナーリア族の歴史に関する考察をしていきたいと思います!

 

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1.ルナーリア族はどこかで生き延びている?

2.体よく「神」とされた種族

まとめ

 

1.ルナーリア族はどこかで生き延びている?

 今回、ゾロのかっこよさに目を奪われ、意識がそれてしまいがちですが、実はルナーリア族に関する新情報も明かされています。それは一瞬サンジvsクイーンに移った場面のこと。クイーンはサンジにキングが絶滅したはずのルナーリア族の生き残りだと説明します。同時に、ルナーリア族が自然界のあらゆる環境下で生存できる種族であることも明かしました。

 

 ここで私たちが持ったものと同じ疑問をサンジ君が発してくれました。「そんな奴らがなぜ絶滅するんだ?」これがゾロがキングをを倒すための重要なファクターになってくることは明白ですが、どうじにこのようにも考えられます。

 

 「ルナーリア族は今もどこかでひっそりと生き延びているのではないか?」

 

 自然界のあらゆるところで生存できるということは、人間はおろか、魚人やミンクなど他の全ての種族が生存できないような環境に逃げ延びていてもおかしくないはずです。

 

 このように考えたことにもきちんと根拠はあります。それはキングです。クイーンは彼のことを「ルナーリア族の生き残り」と表現しました。「末裔」ではなく「生き残り」です。ということは、キングはほぼ純粋なルナーリア族と考えられるのではないでしょうか?クイーンの「歴史に聞きやがれ」発言からもルナーリア族が滅びた時期は恐らく空白の100年あたりではないかと考えられます。本当に絶滅していたとして、その頃の生き残りが他の種族と子孫を残したとしたら、700年以上後の子孫がルナーリア族の特性を発揮することは考えにくいでしょう。キング自身も47歳でその頃から生きているわけではありません。その点からもキングはどこかでひっそり血を繋ぎ続けたルナーリア族の中から生まれた純粋培養のルナーリア族なのではないでしょうか?

 

2.体よく「神」とされた種族

 ルナーリア族が滅びた時期が空白の100年頃とされる理由には、彼らが元々赤い土の大陸に住んでいたとされることもあります。その後やってきた天竜人によってすみかを追われたというのが定説となっています。

 

 それではどうして彼らは赤い土の大陸に住んだのでしょうか?赤い土の大陸は非常に高く、それは現状作中最大の生物である象主でも越えられないほどでしょう。象主の全高は35000メートル、海上の部分はSBSでの尾田先生の図解から計算して約17500メートル。エベレストより倍近く高く、それですら人間が生活するのは困難です。それより高いとなれば言わずもがなですよね。いくら前述の通りの特性を持つルナーリア族とはいえ、そんな場所では食糧の生産なども困難なはずで、普通にどこかの島で生活した方が遙かに便利なはずです。

 

 そこで私が考えたのが、「ルナーリア族は最初は普通に青海の島で暮らしていたが、その能力を恐れた人間や他の種族達によって体よく神にされ赤い土の大陸に住むことになったのではないか」という説です。今週のクイーンの発言からもルナーリア族が「神」と呼ばれていたのは明白です。しかしそれは圧倒的な適応力や発火能力を持つルナーリア族を恐れた他の種族によって祭り上げられ、体よく赤い土の大陸に追いやられたからではないでしょうか?世界のあらゆる所で暮らせるなら超高地の赤い土の大陸上でも生存は可能なはずです。そして赤い土の大陸での生活を成り立たせるために様々な技術を発展させ、人間すらも生活できるような環境が整った当時のルナーリア族の都市こそ現在天竜人共が暮らすマリージョアなのではないでしょうか?そしてそう考えると以前青海で暮らしていたときの反省から再び青海に降りてきた今は絶滅したと思われるくらい徹底的に隠れて過ごしている、と先の考察にも説得力が増すのではないでしょうか?

 

まとめ

 ということで今回の考察は以上です!ルナーリア族はまだまだ謎が多く、これらの謎が明かされていくのが楽しみで仕方ありませんね!!ワノ国の後、多くのことがキングらの口から語られると嬉しいです!それではまた次回お会いしましょう!!!アリーヴェデルチ!!!

処刑執行!?呪術廻戦最新166話感想!!(ネタバレ注意!!!)

 皆さんこんにちは!リアンです!!!今回は先週非常に気になる引きを迎えた呪術廻戦の最新166話について、あらすじと感想を書いていきたいと思います!!!

1.処刑人の剣

2.日車の想い

3.決着

感想

 

1.処刑人の剣

 今回はまず日車の過去からスタートします。かつて彼が司法修習生だった頃、彼は当時の恩師と思われる人に裁判官になることを勧められます。

 

 すぐに現在に戻り、彼は虎杖に死刑を執行するための武器を出現させます。

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ガベルが変形した「処刑人の剣」。これに斬られた者は例外なく死に至ります。そしてこの剣によって日車は虎杖に死刑を執行しようとします。

 

2.日車の想い

 日車はこれまで人の心に寄り添おうとしてきました。そしてそれは人の弱さを理解するということでもありました。しかし、それを続けるうちに日車はその弱さを醜いと思うようになっていきました。そして日車は人の行く末の虚無を叫びます。

 

 虎杖との激しい戦闘を繰り広げる日車。その中で彼は最初の過去の続きを思い出します。彼は裁判官になることを断ります。それは彼が今醜いと感じている人の弱さを当時は尊ぶべきだと思っていたからでした。

 

 ジャッジマンに与えられた証拠の内容は開封前から術師に共有されます。そして今回の証拠は宿儺に関するものでした。そしてその証拠から虎杖が殺したわけではないと日車は考えています。そして、それでもなお罪を認めた虎杖について謎を抱えながら術式を解き、虎杖の一撃を受けて決着を迎えます。

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3.決着

 倒れた日車はその姿勢のまま虎杖に刑法という客観的な立場から虎杖の無罪を解きます。しかしそれでもそれは自分の弱さのせいだと言う虎杖。

 

 日車は術式を解いた理由を裁判官の誘いを断ったあのときの、人の弱さを尊いと感じていたあのときの初心を思い出したからだと言います。そして虎杖に100点を自由に使わせることを伝えます。

 

 劇場の椅子を動かして対面で座る2人。そしてルール追加の話をする前に日車は虎杖に問います。

 

 「自分の意志で人を殺めたことはあるか?」

 

虎杖は真人の改造人間や壊相を殺しています。そのことを思い出しているのか、虎杖はあると答えます。お互いに下を向いたままの2人。日車はその回答に自分が殺したときのことを思い返しながら「最悪の気分だったろう」と返し、今回は引きを迎えます。

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感想

 今回も神回でしたね!私は男性キャラは狗巻くん推しなのですが、ここ数話でどんどん日車がまくってきてます笑。そして今回で虎杖vs日車の決着がつきました。思いの外あっさりとした決着でしたね!日車は死滅回游編の虎杖にとっての中ボスだと思っていたので、意外でした。ここから虎杖はどのように行動していくのでしょうか?とりあえずどちらのルールを追加するのか相談するためにも伏黒と合流したいところですが・・・。次号休載でちょうど良く切れますし、次回には伏黒vsレジィが描かれると嬉しいですね!ということで今回はここまで!!また次回お会いしましょう!!アリーヴェデルチ!!!

まさかの仕組み!ONE PIECE最新1032話感想!!(ネタバレ注意!!!)

 皆さんこんにちは!!リアンです!!!今日は月曜日、ということでジャンプですね!!ということで今回はONE PIECE最新1032話のあらすじと感想を書いていこうと思います!!

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1.共闘・ドレーク&アプー

2.まさかの仕組み

3.三味線の音

感想

 

1.共闘・ドレーク&アプー

 今回はまずマルコとイゾウのシーンから始まります。イゾウはマルコに掴まって火前坊のもとに向かっていきます。場面は変わって城内地下2階。ヤマトを追うアプー、更にそれを追うドレーク。横にはヤマトとの再会を喜ぶ二牙。そんな彼らの元に上から何者かが落ちてきます。

 

 落ちてきたのはブルックとロビン。2人は二牙の髪に落ちて無傷で済みます。どうやら城の真ん中は吹き抜けになっていた模様。更に2人を追ってきたCP0も落ちてきます。ですが幸か不幸か、CP0の後ろから火前坊が現れ、2人を焼きます。ですが、すぐ下の武器庫に向かう火前坊をまずいと判断したヤマトは二牙に何かを手伝ってもらおうとします。

 

 さて、落ちてきたCP0に大興奮なのはアプーです。カイドウの城にいた「天竜人の狗」、このスクープを写真を撮ってモルガンズに売ってやろうと画策します。そんなアプーをCP0は消そうと指銃を喰らわせます。更に、ドレークのことも不都合と判断、消そうとします。しかし、その直前、生きていたアプーが“爆”を喰らわせます。そして利害が一致したアプーとドレークは協力してCP0との戦闘を開始します。

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2.まさかの仕組み

 再び場面は変わってドーム外、ゾロVSキングです。空を飛ぶキングは頭のトサカを引っ張ります。すると顔がものすごい変形をしていきます。これ、どこかで見覚えがあると思ったら銀魂の髪結床回での将軍ですね笑。

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似てますよね笑。そしてトサカを放すと何かが飛んできます。プテラノドンはこのように狩りをしていたようです。

 

 いくらゾロとはいえ、空を飛べるわけではないので、キングを落とさなければ話になりません。ということで“黒縄大龍巻”を放ちますが、羽で斬撃を受けきられてしまいます。ゾロはこの頑丈さを恐竜の売りだと考えましたが、キングの頑丈さには更にルナーリア族の特性も関係がありそうです。ゾロはこのルナーリア族の特性を解かない限りキングには勝てなさそうです。

 

3.三味線の音

 さて、キングに吹き飛ばされてしまったゾロはこんな戦場で聞くはずのない音を耳にします。三味線の音です。その瞬間、閻魔が暴走し、再びゾロの覇気を勝手に放出し始めてしまいます。

 

 この三味線の音はゾロだけでなく、宝物殿のオロチも聞いていました。どうやらこの三味線の音は宝物殿の隣から聞こえているようで、オロチはその音の正体を探ります。恐る恐る襖を開けるとそこにいたのは・・・!

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小紫(日和)でした。死んだと思っていた彼女の姿にオロチは涙を流して喜びます。そして夢なら醒めないでほしいと願いを口にしたところで今回は引きを迎えます。

 

感想

 いやー、やっぱり来ていましたね、日和ちゃん!しかも花魁・小紫として登場しましたね!やっぱり99巻のラストの影は彼女なのでしょうか?そしてキング、あの顔でもうダメでした笑笑。どういう仕組みだよ!!何を飛ばしてんの!?ほんとに面白すぎます笑。来週はどうなっていくのでしょうか!気になるポイントも多すぎて気になります!ということで今回はここまで!また次回お会いしましょう!!アリーヴェデルチ!!!