リアンの考察部屋

漫画好きによる考察ブログです!!

待望の新たなラブコメ!「ひまてん!」を連載開始前にちょっとだけ予想!

どうも皆さんこんにちは!リアンでございます。前回の新たな試みはいかがでしたでしょうか?楽しんでいただけたなら幸いです。

さて、今回は再び漫画の話題に戻っていきましょう。今回筆を執った理由はタイトル通り、ジャンプに新たなラブコメが連載されることが決定したこと!現在連載されていてかつアニメ化も決定している「アオのハコ」の爽やかで甘酸っぱい雰囲気も大好きなのですが、僕自身人生で初めて摂取したラブコメが「ニセコイ」なもんですから、あんな感じの普段はコメディ強め、時折関係が進展、みたいな王道のラブコメが大好物なんでございます。そして2024年7月、そんな王道の匂いのするラブコメが始まろうとしているのです。

そこで今回はその新たなラブコメ、「ひまてん!」についてどんなお話になりそうか、妄想がてら少し予想していこうかなと思います。

 

 

0.読むだけで疲れるジャンプ…

昨今、ジャンプの漫画の中で一大ブームを生み出した作品と言えば「鬼滅の刃」、「呪術廻戦」、「チェンソーマン」といったダークな雰囲気も醸し出すバトル漫画です。そしてこれらの漫画が流行った結果、ジャンプに連載される漫画の傾向や割合にも変化が生じました。

その変化というのは

 

「ダークファンタジーなバトル漫画を増やそう!」

 

というものです。実際、現代劇・ファンタジー問わずその後のジャンプには少々ダークな雰囲気を醸し出したバトル漫画が増えました。また、一見明るい雰囲気に見える作品の中にもその登場人物には激重な過去があった、という感じの作品も少なくありません。

その結果割を食ったと言えるのはラブコメやギャグ、スポーツものや日常系と分類されるような作品たちです。少し前に遡るとジャンプには看板となるバトル漫画の脇を固めるようにハイキュー、黒バス、ニセコイ、斉木楠雄、磯部磯兵衛といった熱いの方向性が異なったり作品の雰囲気が緩かったりと一種の味変とも言える作品が一定数存在していました。しかしここ数年そのような作品たちは数を減らし、前述のブームに合わせたような少々ダークな作品が勢力を伸ばしました。

これはこれで結構面白い作品には出会えているのですが、それと同時にこのような意見も目にするようになりました。それは

 

「今のジャンプは読んでて疲れる…」

 

というものです。大体ジャンプというのは1号あたり連載作品でだいたい20作品ほど掲載されています。そしてその中で所謂バトルものと呼ばれる作品は2024年開始時点で13作品、実に6~7割もの作品がバトルものなのです。これはかなりバトルものにリソースを割いていると言えるでしょう。例えば平成後期に置いて特に連載陣が厚かった時期と言える2015年のとある号を見てみると、バトルになったり日常コメディ回になったりを繰り返す暗殺教室銀魂を含めてバトルものと言える作品は19作品中9作品、半分もないのです。こうしてみると今のジャンプがどれほどバトル偏重と言える雑誌の構成になっているかがわかっていただけることでしょう。さらに度々言及している昨今の鬼滅ブームや呪術ブームによってバトルものの漫画自体全体的にダークな、言い換えると話の重たい作品が増えています。そのような状態になった結果、人によっては今のジャンプは読んでて疲れる、という感想を抱く結果になってきているのです。

一転、ここ2,3か月のジャンプはそのような傾向を変えようとしている、というのも感じ取れます。というのもここ数回の改変においてバトルもの以外の作風の作品の新連載が増えてきているからです。まあそれをあまりよく思っていない方も中にはいらっしゃるようですが、僕としては頭と感情のエネルギーをあまり使わずに済むタイプの漫画が度々差し込まれるのはほっと一息つけてありがたいという気持ちもあります。

そしてそのような変革期のジャンプにおいてやっと現れた待望の王道ラブコメの予感のする新連載、それこそが来週から始まる「ひまてん!」なのです!

 

1.「ひまてん!」とは?

前置きがかなり長くなりましたが、ここからは本題に入ってまいりましょう。2000年以降のジャンプにおいて必ず1作品から2作品、枠が割かれていたジャンルがラブコメです。そして2作品載っている場合大雑把に分けていちごやニセコイに代表される王道ラブコメTo LOVEるやゆらぎ荘に代表される少々エッチなラブコメと系統分けされていました。その中でも比較的欠かさず載っていたのは王道の側の作品です。しかしここ数年、いわゆる「ラブコメ」と言えるジャンルの作品はジャンプにはありませんでした。恋愛を題材にした漫画としては冒頭でも紹介した「アオのハコ」が人気を博していますが、あちらはラブコメの”コメ”の要素は薄く、その代わりスポーツ漫画としての要素が入っていました。そのような現状においてアオのハコとは別に読者が待望していたのが笑えてキュンと来る、そんな王道のラブコメだったわけです。

そしてそんなジャンプの新たな王道ラブコメとしての期待が高まっているのが「ひまてん!」です。

「ひまてん!」は小野玄暉先生の描く「家事代行×女子高生社長ラブコメ」(本誌予告より抜粋)です。そしてこの小野先生、2017年に「フルドライブ」という卓球漫画を連載されていた経験のある作家さんで、その頃から先生の描く女の子の可愛さに定評がありました。そのため、今回ラブコメを描かれると聞いた時、「あ、ぴったりかも」なんて少々偉そうではありますが思った次第です。

次号予告から読み取れる内容としては主人公家守殿一がバイトの家事代行で訪れた先がヒロインの女子高生社長の家でそこでのわちゃわちゃが見どころ、と言ったところでしょうか。

さて、次のパートでは妄想がてらの予想に入っていくわけですが、とは言ってもジャンプのラブコメは比較的1話単発のお話がほとんど。そもそも1話も始まっていないのに展開の予想もへったくれもないので、こんなキャラクターが出てきそうじゃない?といった予想になります。

 

2.「ひまてん!」登場キャラクター予想!

さて、先にも述べた通り、ストーリーの展開は予想しようがないので、登場しそうなキャラクターの性質や背景について予想していこうと思います。

a)主人公とメインヒロイン

まず予想していくのは主人公とメインヒロインについてです。

主人公については既に名前が次号予告に登場しています。その名も家守殿一、家事代行業のアルバイトをしている高校生です。予告の見た目の雰囲気からすると比較的線の細い普通の高校生、と言った感じで、家事代行のアルバイトをしていることから家事全般が得意であることはまあ想像に難くない、と言ったところでしょうか。また、アルバイトをしている、という設定から、ラブコメ主人公あるあると言っても過言ではない、家が少々貧しい、と言った設定も出てくるかもしれません。

メインヒロインについては名前はまだ判明しておらず、ビジュアルと女子高生社長である、ということだけが分かっています。ただ、家事代行業を依頼する必要がある、という一点から予想すると家事はあまり得意ではない、もしくは事業が忙しくておろそかになっている、かつ、親とは離れて暮らしている、といったあたりが想像できます。もしかしたら俗に言う「メシマズ」という属性持ちでそれに関わる回があってもおかしくありません。

 

b)その他のヒロイン

ジャンプのラブコメに欠かせないのがメインヒロインのライバルとなるヒロインの存在です。千棘に対する小咲や万里花、東城に対する西野や北大路と言った具合にです。とした時にいくつかの考えられるパターンを予想していこうと思います。

ア)中学校からの同級生

ジャンプのラブコメのヒロインとして度々登場する属性が中学校からの同級生、です。ライトノベルでは幼馴染が登場する場合が多いのですが、ジャンプの場合だと中学校からの同級生として表現されることの方が多い傾向にあります。実際、近年の作品では小咲やうるか、雛といった女の子が登場しています。そして彼女らは往々にして既に主人公のことが恋愛的に好きです。ただそこで1つ問題が発生します。それは「連載開始後の時系列で最初に主人公を好きだと明確に描写される女の子は負ける傾向にある」という点です。例えばニセコイであれば小咲が最初に楽のことが好きだと言及され、結果は大方の読者が知っての通り。雑誌は変わりますが、五等分の花嫁においても三玖が最初に明確に恋心を描かれ、結果としては負けています。

もちろん、作者の描き方次第である意味勝ってある意味負けたうるかというヒロインもいますから、もしそのようなヒロインが登場し、その彼女を推してしまったとしてもあきらめずに応援していきましょう!

 

イ)ライバル社長

ブコメにおいてメインヒロインのライバルとして登場するキャラクターとしてよくあるのが「メインヒロインと近しい立場を持った女の子」です。例えば、ギャングと警察、実家の立場は正反対でも千棘同様にお嬢様である万里花や淳平の映画に東城とともに関わる北大路といった具合にです。

では今回の作品においてメインヒロインを張るであろう彼女と近しい属性を持つとしたらどの要素でしょう…と言ってもキャラの掘り下げも0なのに分かるかいと言いますか、逆に1つしかないだろうと言いますか、という感じなのですが、恐らく最も可能性が高いのは「メインヒロインと同様の女子高生社長」のヒロインでしょう。立場が近く場合によっては事業においてもライバルである2人が今度は恋愛でも火花を散らす、そんなことも想像できますね!

また、得てしてこのような属性の近いヒロインはメインヒロインよりも主人公にグイグイ行く傾向にあるのでメインヒロインにも負けずに頑張ってほしいところです。

 

ウ)秘書

最後は個人的な趣味としていてくれたらうれしいなぁ、という程度のお話です。今回、メインヒロインは社長です。ということは社長秘書がいる可能性があります。とすると、この秘書がサブヒロインとして入ってくる可能性があるでしょう。ジャンプのラブコメはメインとなるヒロインの他に恋愛で勝利を掴む可能性は限りなく低いが度々メイン回が描かれるサブヒロインがいるパターンがあります。ニセコイの鶫誠士郎などはまさにその例です。

従者や親友にあたる立ち位置の人物が主や友の恋心を知りつつその想い人に自分も想いを寄せていることへの葛藤やそれでも抑えきれない想いが溢れ出すシチュエーションがたまらなく好きという個人的な好みと願望からそれを演じるサブヒロインが出てくれると嬉しいなと思います。そしてそんな人物として描きやすいのはヒロインと歳の近い秘書とかなのではないでしょうか?

 

まとめ

とまあ妄想と願望が8割の予想は以上です。「いやいや、だったらこんなヒロインもありえるよ!」とか、「こういうヒロインならこんなシチュエーションが見たい!」とか、まだ始まる前ではありますが、「ひまてん!」にまつわる妄想や予想をぜひぶつけ合えたら嬉しいです!

次回はまだちょっと未定ですが、考察か解説か、そんな感じのネタをやれればいいなと思っていますのでお楽しみに!それではまた次回お会いしましょう!アリーヴェデルチ